2011年6月24日金曜日

アクセスコスト

Google以前にも検索エンジンは存在した。

ではなぜGoogleが成功したのか?

それは、ページランクアルゴリズムに基づく検索エンジンの「性能の高さ」がクチコミで話題となり、世界中に広まったからである。

「いいものを作れば、口コミで広がる」典型的な例である。


口コミで広がるためには、まずは使ってもらう必要がある。

グーグルのように「フリー」&「ネット上にオープン」で公開されたものは、誰もが気軽にアクセスするから、使ってもらうことに対する障壁が圧倒的に低い。

ゆえに「いいもの」であれば、瞬く間に「口コミ」で広がるのである。

しかし逆に、少しでも微妙な物は、ほとんどシェアを獲得できない。

マイクロソフトの検索エンジンをわざわざ使う人がほとんどいないように。

誰もが簡単にサービスにアクセスできる分野では、「勝者総取り」となりやすい。



しかし、例えば飲食店などではこうはいかない。

もし、世界一うまい&安いハンバーガー屋が、モンゴルに1店舗あるとして、

俺がその店に行くことは、おそらく人生に一度あるかないか。

リアル世界ではネットと違い、「アクセスに対するコスト」が発生するからである。


だから、店舗が増えるほど、お客の入りも増える。

モンゴルの激うまハンバーガー屋よりも、マックのほうが儲かる。


逆に言えば少々まずい飲食店でも、その街に飲食店が2,3店舗しかなければ、そこそこお客は入るだろう。

(もちろんあまりにもまずかったら潰れるけど)

リアル世界では、ネットのように「勝者総取り」とはならない。




しかし、ネット上でも「オープン」でない場合は、少し変わってくる。


もしFacebookが、最初からオープンなサービスにしてたらMySpace等、他のSNSに勝てなかった可能性もある。


Exclusive(当時はハーバードの学生のみ)にする
= アクセスコスト(他の人は入れない)をわざと設ける

ことによって、特定のターゲットに対してのみ「高い口コミ評価」を得るというパターンもある。

フリーにおける4つのビジネスモデル

その1:直接的内部相互補助

消費者に製品Aを無料で配ることによって、別の有料の製品Bに対する需要、欲望を引き出す。


その2:三者間市場

消費者にコンテンツを無料提供する。そのコンテンツに広告を載せ、広告料を広告主からとる。


その3:フリーミアム

基本製品を「大勢の」消費者に無料で配る。消費者のうちの数%にプレミアム版を買ってもらう。


その4:非貨幣市場

製品を無料で配ることによって、評判や注目を獲得する。